海洋堂のリボルテック「アメイジング・ヤマグチ シンビオート・スパイダーマン」を購入したのでレビューします。
きっかけは、どこかのブログで「リボルテックのスパイダーマンはデッサン人形代わりに使える」という話を読んだこと。ちょうどシンビオート・スパイダーマンが予約販売されていたので、
「色違いくらいの差で、動きは変わらないだろう」と思ってためしに注文してみた次第です。
届いたのはもう結構前なのですが、あらためてじっくり動かしてみたのでレビューします。
先に結論を書くと、イラストのポーズ資料としてはかなり優秀でした。
スタンド無しでもわりと自立してくれますし、結構、無理めのポーズも決めやすいです。
とくに胸部分が縦に3パーツに分かれていて、肩を前後に大きく動かせるのが効いています。
ただ、手のパーツが差し込み式など、気になった点もありました。
この記事では、いつも比較に使っている東亜重工 1/12 合成人間と並べて、
「どこまで動くのか」を写真で比較しています。
この記事でわかること
- 価格・サイズ・付属品(実物写真つき)
- 東亜重工 合成人間と並べた可動の比較
- デッサン人形として使えるのか/どんな人に向かないか
ちなみに当方、スパイダーマンについては東映版〜サム・ライミ版程度の知識しかなく、
「シンビオート・スパイダーマン」が何なのかも、
「異星の生命体(シンビオート)と一体化した状態のスパイダーマン」(海洋堂公式ページより)
程度の理解です。
悪いスパイダーマン?なんでしょうか。
アメイジング・ヤマグチ シンビオート・スパイダーマンの価格と概要
パッケージ裏には作例のポーズがずらりと並んでいます。この時点でだいぶ期待が高まります。
商品概要
| 素材 | PVC、ABS、POM、磁石 |
|---|---|
| サイズ | 全高:約160mm |
| 原型制作 | 山口勝久 |
| 価格 | 11,000円 |
| 付属品 | ・オプションハンド×6 ・オプションフェイス×1 ・シンビオート×2 ・壁拘束ウェブ×1 ・ウェブ×3 ・ウェブ先端パーツ×1 ・手首拘束ウェブ×1 ・貼り付きウェブ×1 ・ディスプレイスタンド×1 |
※スペック・価格は海洋堂公式ページより。
いま買うなら:2027年4月発売予定の「再販版」を予約受付中
私が購入したのは前回の販売分で、2026年6月末に発送されて手元に届きました。
現在は2027年4月発売予定の再販版(NR147)が予約を受付中です。価格・付属品の内容は同じです。
| 予約受付期間 | 2026年8月7日 12:00 〜 2026年10月9日 15:00 |
|---|---|
| お届け予定 | 2027年4月予定 |
| 予約特典 | 「侵蝕顔」×1 ※海洋堂直営店(海洋堂オンラインストア・ホビーロビー)で予約した場合。2026年10月9日 15:00まで |
※海洋堂オンラインストアの表記より(2026年8月19日時点)。受付状況は変わることがあるので、最新の情報は各ショップでご確認ください。
▼再販版(2027年4月発売予定)の予約はこちら
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開封と付属品
付属のウェブ(糸)は乳白色で、ろうそくのような色味のパーツです。種類は豊富で、相手を蜘蛛の糸で壁に拘束した状態まで作れます。
ただしウェブ類は形が固定で、自分で曲げて形を変えることはできません。ポーズに合わせて糸を自由に取り回す、という使い方はできないので、そこは知っておいたほうがいいと思います。
ディスプレイスタンドも付属します。
こちらが直営店予約特典の「侵蝕顔」です。
気になった点:手のパーツが差し込み式
手のジョイント部が「差し込むだけ」の構造なので、付け替えを繰り返すうちに後々ゆるくならないか、そこはちょっと心配です。ポーズを付けるたびに手を交換したくなるフィギュアなので、扱いは少し慎重にしています。
大きさは350ml缶の1.3倍ほど
全高は約160mm。350ml缶は高さが約12cmなので、缶の1.3倍ほどの背丈になります。写真右の東亜重工 合成人間(1/12)と並べてみると、結構マッチョだなぁというのが正直な感想です。 この「筋肉のかたまり感」は、あとで書くとおりメリットにもデメリットにもなります。
可動チェック:合成人間と並べて比較
比較用の東亜重工 1/12 合成人間と同じポーズを取らせて、どこまで動くのかを見ていきます。
腕はどこまで上がる? 肘はどこまで曲がる?

結構上がります。

次に肘。マッチョだからか、筋肉?が干渉してここまでが限界。
首の可動


首、自然な感じでいいんじゃないでしょうか。
ここが最大の特徴:胸が縦3分割で、肩が大きく前後に動く
このフィギュアで一番おもしろかったのが、胸のブロックの構造です。
胸郭(きょうかく/胸から肋骨のあたり)が縦に3分割(右・真ん中・左)
パーツ分けされていて、左右のブロックがそれぞれ前後に動きます。
実際の人間の骨格とは違う構造だと思いますが、
これのおかげで肩を前後にとても大きく動かせます。
背中側で言えば、肩甲骨が開いたり寄ったりするような動き。

横から見たところ。腕を前に伸ばすと、腕の付け根だけでなく肩ごとぐっと前に出ます。

逆に胸を張らせると、肩が後ろに引けます。この前後の幅が、そのまま表現の幅になるのかな。

正面から見た、肩を前に閉じた状態。胸の真ん中のブロックを覆う感じで左右のブロックが前に出ているのが分かると思います。

同じ状態を背中側から。肩甲骨が開いたような形になります。

肩を後ろに寄せた状態。
並べている合成人間(右)と見比べると、肩の位置の違いがはっきり出ます。
「腕を前に伸ばす」「肩をすくめる」といった動きがよりダイナミックに出来るので、
無理めなポーズもかっこよく決められると思います。
リボルテックのスパイダーマンをあえて選ぶ理由があるとしたら、まずここだと思います。
手首の可動
手首上げ
手首下げ
上体の反り・前屈と、膝・つま先の可動
ここからは床に寝かせて、体幹と脚がどこまで動くかを見ていきます。
上体の反り
前屈
膝がどこまで曲がるか。しっかりももまでふくらはぎが付きます。
太ももの反り。
最後はつま先です。可動の限界まで動かしてみました。

▼この可動を自分でも試してみたい方はこちら
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デッサン人形として使える?正直な感想
実際に触ってみた結論です。
良かった点
- スタンド無しでもわりとしっかり立ち、安定したポーズが出来る。
- 胸が縦3分割で、肩を前後に大きく動かせる(肩甲骨が動くような表現ができる)
- 関節も緩くなくしっかりしていて、ガシガシポーズがつけられる。
- けれんみのある(大げさで格好いい)ポーズが決めやすい
気になった点
- 手のパーツが差し込み式で、繰り返し使うとゆるくならないか心配
- 体型がかなりマッチョなので、標準体型や女性キャラの資料には向かない
- ウェブ(糸)のパーツは形が固定で、自由に変形できない
- マッチョなので、筋肉が干渉する。特にふともも
こんな人に向いています
- ヒーロー・アクション系の、動きの大きいポーズを描きたい人
- 飾って眺めるのも、資料に使うのも、どちらも楽しみたい人
- スパイダーマンが好きな人(大前提)
こんな人には向きません
- 素体としてニュートラルな人体を確認したい人
- おとなしめのポーズをとらせたい人
- 女性キャラ・細身のキャラを描く資料が欲しい人
いろいろ遊んでみた
東映風「地獄からの使者!! スパイダーマン」
正座
あぐら
正座もあぐらもできてしまいます。膝と足首の可動が優秀な証拠ですね。
助けてくれ〜 
まとめ
スタンド無しでもわりとしっかり立ってくれて、ポーズも決めやすい。1体あると素直に楽しいフィギュアでした。 「デッサン人形の代わりになるか?」については、
ヒーロー系の動きのあるポーズを描くなら十分使えておもしろいと思います。
ただし体型がマッチョ寄りなので、汎用の素体として買うなら別のものをおすすめ。
飾って良し、動かして良し、資料にもなる。
いいフィギュアだと思います。
次の再販は2027年4月発売予定で、予約の受付は2026年10月9日15時まで。気になっている方は、期限だけ頭に入れておくといいと思います。
「タ・ス・ケ・テ」 …誰??

▼予約受付は2026年10月9日15時まで
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