「マイケル・ハンプトンの人体の描き方」レビュー

イラスト

「マイケル・ハンプトンの人体の描き方」レビュー:良書だけど、理解するには工夫が必要

「マイケル・ハンプトンの人体の描き方」は、人体を描く上で役立つ考え方が詰まった本です。特に、複雑な人体をシンプルな形で捉える方法が紹介されていて、そういう部分はすごく勉強になりました。ただ、全体的に少しわかりづらいところもあって、読む人によっては工夫が必要かなと思います。

翻訳特有の難しさ

翻訳本のためか、一部の言い回しが馴染みにくく、内容がスッと頭に入らないことがありました。特に専門用語や独特の言い回しに慣れるまでは、理解に時間がかかることも。「こういうことを言ってるのかな?」と自分なりに解釈しながら進める必要がありました。

イラストのラフさと写実性

本の中のイラストはラフなタッチで、人体を分かりやすく説明するためのものなんだろうけど、逆にその「ラフさ」がちょっと分かりづらいと感じることがありました。
また、全体的に写実的なタッチなので、もしリアル系の絵が苦手な人にはテンション上がりづらいかもしれません。

自分なりの工夫が必須

単独で読み進めるだけでは、内容を完全に消化するのは難しいと思います。
私の場合、YouTubeのお絵描き系チャンネルで人体の描き方を学んだ後に本書を読み返すことで、「あ、ここでこういうことを説明していたのか」と理解が深まりました。
YouTube等である程度知識を学んで、本で再確認の順番がいいのではと思います。

初心者にはちょっと大変かも

もし最初からこの本を使っていたら、たぶん挫折して途中で投げ出していたと思います。
(偉そうなこと言って、自分も一通り模写しただけですが・・・)
人体を模写するだけじゃなくて、「こうやって考えると描きやすくなるよ」というアプローチを学ぶための本だと思うので、ある程度描き慣れてから読む方がいいかもしれません。

まとめ

「マイケル・ハンプトンの人体の描き方」は、ただ模写するだけじゃなくて、人体の構造や描き方を深く理解するための本です。ちょっとわかりづらい部分もありますが、他のリソースと組み合わせたり、自分なりに工夫しながら使えば、確実に力を伸ばしてくれる一冊だと思います。

 

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