【レビュー】Panasonicドラム式洗濯機 NA-LX129Dを半年使ってわかった「良い点」と「惜しい点」
我が家のドラム式洗濯機 Panasonic NA-VX9300L(2014年モデル)が、
そろそろ限界ということで、10年ぶりに思い切って買い替えました。
選んだのはPanasonicの上位モデル「NA-LX129D」。2024年末に導入してから半年以上、毎日のように使ってきたので、リアルな使用感をレビューしていきます。
結論から言えば、
「高いけど、静かで、乾燥完了までが速くおすすめ」。
けれど、ちょっとしたクセや注意点もあるので、そのあたりも正直に書いていきます。
まずは「惜しい」と思った点から
■ スウェットのポケットだけ乾かない問題
おまかせモードで洗濯〜乾燥まで一気に済ませているのですが、
スウェットパンツのポケットだけがなぜか生乾きに…。
ただこれは、「乾燥設定を標準→しっかりに変更し、スウェットを裏返してポケットを外に出すようにして投入」することでほぼ解決しました。
標準設定だと乾燥があまめなので、冬場など厚手のものを乾燥まで行う際は、
乾燥設定を「しっかり」に変更をおすすめします。
それでも乾燥時間は以前使っていたNA-VX9300L(2014年モデル)よりも早く、
しかも以前の機種に比べて静か。
それほど音も気にならないので時間のかかるナイトモードは使っていません。
■ 予約中の「追加投入」が地味に面倒
地味にストレスなのが予約中に洗濯物を追加したくなったとき。
以前のモデルは予約中でも普通にドアが開いて、閉めればそのまま予約が続行されたのですが、
NA-LX129Dでは一時停止ボタンを押して、
カチッと音がしてロックが解除されないとドアが開かないんです。
さらに、ドアを閉めたあとも再度スタートボタンを押さないと予約が再開されません。
以前の調子でロックされたままのドアをグッと開けようとしてしまったり、
ついうっかり閉めただけで安心してしまい、洗濯が始まっていなかったことも…
(ピピッと警報が鳴ってお知らせしてくれますが・・)
慣れるまでが少しもどかしいポイントです。
ここからは「買ってよかった!」と思った点
■ 洗剤の自動投入、想像以上に便利
購入前は正直「洗剤くらい自分で入れればいい」と思っていたんですが、
一度使ったら戻れないレベルで快適です。
以前はキャップで測って注ぎ、なんとなく手に洗剤がついた気がして毎回手を洗っていました。
それが今では洗濯物を入れてボタンを押すだけ。時短にかなり貢献しています。
■ 以前の機種比べに静か。
10年前のモデル(NA-VX9300L)と比べて静かです。
住宅環境や個人差で感じ方が変わるとは思いますが、
夜の使用でもそれ程気にならないレベルなので、ナイトモードは未使用です。
作動中の音
■ 見た目も高級感あり!特にマットな質感が◎
これは完全に好みかもしれませんが、他メーカーの製品と比べても、
デザインと質感はPanasonicが一番よかったです。
テカテカせず、落ち着いたマットな質感。
カラーはマットホワイトを選びました。
高級感あります。まあ、実際高いんですが…。
■ フィルターまわりのお手入れも◎
乾燥フィルターは以前のモデルより改良されていて、
綿ゴミが板状にスルッと取れるのが気持ちいい。
他社のような「フィルターレス」「ワンタッチお手入れ機能」などはないですが、
かえってシンプルで扱いやすい印象です。
また、排水フィルターが櫛状になっていて、糸くずが絡まず取りやすいのも地味に嬉しい。
■ 長期使用前提なら「延長保証」は必須
ドラム式洗濯機は毎日乾燥まで使用する方なら、
故障はつきものだと思って購入したほうがいいです。
どうしても年数が経つと埃が溜まり、部品が傷んできます。
我が家では前機種を10年間使い、
販売店経由でPanasonicの修理を5回呼びました。
(その前に使用していた東芝も同じくらい呼んでます。
又うちは洗濯物が多く、毎日2回洗濯乾燥まで行っていました。)
5年保証が切れた後も、月500円の延長保証に入っていたため、
本当なら呼ぶだけでも約5,000円、大きな部品ですとドラム自体も交換してもらいましたが、
修理費は経年劣化したドア部パッキン代に4000円かかった程度でした。
月500円の延長保証、コスパ良すぎました。
Panasonicに限らず、ドラム式洗濯機を買うなら保証はなるべく長めにつける事をおすすめします。
購入時の注意点
Panasonicは「指定価格制度」を採用しており、
基本的にどこで買っても価格差はほとんどありません。
(一部ネットショップではお安いところも見受けられます)
値引き交渉の意味がなく、かえっていろいろ回る手間が省けるともいえますが・・・
又、うちは広告に掲載されていたポイントを当てにしていったら、
ポイントもPanasonicの機種は対象外でした。
値下げに関しては、メーカー主導ではありますが
指定価格が徐々に改定され下がっていく様なので、
在庫があるうちに頃合いを見ての購入をおすすめします。
パナソニックのドラム式洗濯機は、毎年10月頃に新モデルが発表・発売される傾向があるため、
7月~9月くらいがいいのでは。
NA-LX129Dと127D、どっちがいい?
最後に、よく比較されるNA-LX129DとNA-LX127DL-Wの違いについて簡単にまとめます。
機種名 | 主な違い |
---|---|
NA-LX129D | ナノイーX搭載/カラータッチパネル/サンドグレージュあり/約35万円 |
NA-LX127DL-W | ナノイーXなし/白液晶パネル/マットホワイトのみ/約30万円 |
私自身は**ナノイーXの効果は「気休め」程度かな…**と思っていますが、
タッチパネルのすっきりとしたデザイン性が気に入って129Dに決定。
見た目の満足感は高いです。
ただ、ナノイーXやタッチパネルが不要であれば、127DL-Wで十分だと思います。
私見ですが、毎日乾燥まで使用する御家庭なら、洗濯槽内は乾いていると思うので
カビの心配もそれ程ないのではないでしょうか
※妻は127推しでした(笑)
まとめ:高いけど、買って後悔はなし!
- スウェットの乾きムラは設定次第で解決
- 静音性・デザイン・自動投入は◎
- 追加投入の操作はちょっと慣れが必要
- 長期使用なら延長保証はマスト
- ナノイー必要なら129D、コスパ重視なら127D
洗濯のハードルが下がると、毎日がちょっとラクになります。
高い買い物でしたが、「買ってよかった」と今のところ心から思える家電です。
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