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Coloso『まずはここから!ヒロマサが教える本当にやさしい人体ドローイング』レビュー|初心者が「全身を描ける」ようになるための人体講座

イラスト
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人物イラストって、顔はなんとなく描けても、体をつけた途端に難しくなりませんか?

正面ならまだしも、横向きや斜めになると急に難しくなる。

私もそんな感じで、これまで人物イラストの勉強をいろいろやってきました。
(ノウハウ行脚の旅ともいう)

Colosoでは、hide先生の人体イラスト講座も3講座すべて受講済み。このブログでも、それぞれレビューを書いています。

そんな私が今回受講したのが、

『まずはここから!ヒロマサが教える本当にやさしい人体ドローイング』

です。

今回は、たまたま視聴期限つきでかなり安くなっていたので、レビュー用に購入。

全25講・約18時間を最後まで見てみました。
(おまえは手を動かせよ、って感じですが……)

すると、hide先生の講座とはアプローチがかなり違っていて、これがなかなか面白かったです。

この記事では、実際に講座を最後まで見た感想をもとに、良いところだけでなく、気になったところも含めてレビューしていきます。

講座の目次やお試し動画(第4講の一部)は、公式ページで見られます。
▶ 公式ページで講座の内容を見てみる(Coloso)

結論:絵が苦手だった人の「最初の一歩」に向いている講座

先に結論から言うと、この講座は、
「人物イラストを描いてみたいけど、何から勉強したらいいのか分からない」
という人に向いていると思います。
逆に、すでに人体の基礎を勉強している人や、本格的な人体を学びたい人には、少しやさしすぎるかもしれません。
実際、私自身も受講していて、
「これは初心者にはかなり親切だけど、ある程度描ける人にはものたりないかもしれないな」
と感じるところがありました。
ただ、それはこの講座の弱点というより、最初から狙っているところが違うのだと思います。

この講座は「いきなり難しいことをやらない」

この講座を受けて一番感じたのが、ハードルの低さです。
人体を勉強しようとすると、いきなり骨や筋肉、立体、パースなどを勉強したくなります。
でも、それを最初から全部やろうとすると、
「……難しい」
となりますよね。
ヒロマサ先生の講座では、そこをかなり意識しているように感じました。
たとえば顔の「アタリ」。
顔の描き方の本などを見ると、「ルーミス式」と呼ばれる方法がよく出てきます。
頭を球として描き、横を平らに切り落とし、顔を3等分する線を引いてから、あごを足す…という手順です。
覚えれば便利ですが、初心者には少し手順が多いです。
ところが、この講座では最初から難しいアタリを要求しません。
まずは「〇に十字」だけでいい。
「今はこれくらいでいい」
という感じで進めてくれます。
複雑なアタリは、「必ず使わなければいけないもの」ではなく、必要に感じたら使えばいいという考え方になっています。
この「最初から高いレベルを目指さない」という考え方は、初心者にはとっつきやすいと思います。

ポイントをおさえて「考えて描ける」ようになる

例題をたくさん解いて量をこなすタイプの講座ではなく、
各講で考え方やポイントを学び、そのあと先生が実演してくれる、という流れの講座です。
あとは実演を見ながら(または見終わってから)自分で模写して、ポイントを頭に入れていく感じ。
また、人物を描くときに、
「ここを見る」
「ここがズレるとおかしくなる」
「こういうところで初心者は失敗しやすい」
というポイントを教えてくれて、
「描いてみたけど、何かへんだなぁ」
を解消してくれます。

Section1~3 顔から体へ。基礎を積み上げていく構成

講座前半のSection1~3では、線の引き方や顔・体の描き方といった基礎を学びます。
Section4からは応用編。基礎の上に、筋肉や骨・パースなどのディテールを足していきます。

顔は「オーソドックス・デフォルメ・リアル」の3つの絵柄を、正面→横顔→斜め顔の順に描いていきます。

横顔の「D」など、覚えやすい考え方もある

特に印象に残ったのが横顔のアタリで、アルファベットの「D」として捉える方法が出てきます。
人体をいきなり難しい立体として理解するのではなく、
「まずはこういう形として考えてみよう」
と、覚えやすい形に置き換えてくれる。
こういう「考え方の取っかかり」を用意してくれるのが、この講座らしいところだと思います。

体は「感覚」より「基礎」優先で学ぶ

顔はどちらかというと感覚重視の教え方でしたが、体は基礎優先。
頭身・比率やパーツの位置関係、正面・横・斜めの描き方をしっかり学びます。
先生いわく、体は感覚だけでは描けないそうです。
とはいえ、ハードルを上げすぎず、分かりやすく教えてくれます。

Section4~6 応用編では「立体・筋肉・骨・パース」も出てくる

応用編では、体の立体感(人体を円柱や箱として捉える考え方)、手と足、筋肉と骨、人体とパースのポイントを教えてくれます。
そのあとのSection5~6は、上半身や魅力的なポーズの描き方と、まとめです。

美術解剖学も「必須ではない」

応用編は骨や筋肉などのディテールを足していくパートですが、「自分の目指す絵柄で必要性を感じたら、さらに詳しく学んでいこう」というスタンスです。
描きたい絵柄によっては、骨や筋肉の詳しい知識はそこまでいらないこともあります。
実は先生も、初心者の頃に美術解剖学から始めて、かわいいキャラを描きたいのにリアルな絵になってしまった……と苦労したそうです。

各講のテーマは、公式ページの目次で確認できます。
▶ 全25講の目次をColoso公式でチェックする

実際に受講して感じた「良かったところ」

① とにかく、とっつきやすい

一番大きいのはこれ。
「人体を勉強するぞ!」と身構えなくていい。
絵柄もシンプルで模写しやすく、途中で投げ出さずに続けやすいと思います。

② 初心者がつまずくポイントをよく分かっている

ヒロマサ先生は専門学校で教えていることもあり、単純に正しい人体を見せるだけでなく、
「なぜうまく描けないのか」
まで説明してくれます。
先生ご自身が苦労した経験や、生徒がよくつまずく部分をふまえた説明なので、分かりやすかったです。

③ まずは難易度低めから

簡単な描き方から始めて、「もっと詳しく知りたい」となったら筋肉や骨、パースへ進む。
受講していて、
「なるほど。全部を最初から勉強しなくてもいいんだ」
と思えました。

④ 1つの講座で顔から人体まで一通り触れられる

顔・体の基礎から、手足、立体、筋肉・骨、パース、ポーズまで一通り触れています。
「全部を極める」内容ではありませんが、
「人物イラストを描くために、何を勉強していけばいいのか」
を見渡せるのはメリットだと思います。

気になったところ・物足りないところ

① ある程度描ける人には簡単かもしれない

すでに本などで人体を勉強している人や、ある程度人物を描ける人には、「それは知っている」という内容も出てくると思います。
「人体を極める講座」というより、「人物を描くための土台を作る講座」です。

② 難しいアングルを自在に描けるようになる講座ではない

アオリ・フカンなども出てきますが、狙いはあくまで「まず描けるようになる」こと。
パースの効いたポーズや、複雑にひねった人体を本格的に描きたい人には、別の学習が必要になると思います。

③ パースや美術解剖学は「さわり」程度

後半ではパースや筋肉・骨も扱いますが、あくまで入口です。
「これだけでパースが分かるようになった!」という内容ではないので、深く知りたい場合は専門書などで学ぶ必要があります。

④ 絵柄はわりとシンプル

講座の絵は、初心者でも描きやすいように比較的シンプル。
「リアルな人体を描きたい」
「ものすごくかわいい美少女イラストを描きたい」
という人には、ちょっと物足りないかもしれません。
ただ、最初の教材としては、このくらいシンプルなほうが勉強しやすいと思います。

クリスタは必要?

講座ではCLIP STUDIO PAINTを使い、対称定規などデジタルならではの便利な機能も紹介されます。
ただ、「クリスタがないと受講できない」というほどではなく、手描きでも対応できます。

付属の資料はPDF・PSD・PNGの3種類です。
PDF(解説テキスト)はブラウザ、PNG(練習課題の画像)は普段使っている画像ビューアでも開けます。
先生のお手本や講義で使う絵はPSD形式(Photoshopの形式)なので、クリスタなどの専用ソフトが必要です。
とはいえ、動画を見ながら手描きで模写するぶんには、資料はそれほど必要ないと思います。
「資料も全部使いたい人や、デジタルで描いている人なら、クリスタがあるとより便利」
くらいに考えておけばOKです。

どんな人におすすめ?

向いている人

  • 人物イラストをこれから始めたい
  • 絵を描くのがあまり得意ではない
  • 全身を描くとバランスがおかしくなる
  • 正面・横・斜めの人物を描けるようになりたい
  • 人体の勉強をしたいけど、難しい本・講座は挫折しそう
  • 難しいことは後回しにして、まず描けるようになりたい

特に、「絵が苦手だけど、人物イラストを描けるようになりたい」という人にはかなり合うと思います。

逆に、こんな人には物足りないかも

  • すでに人物を普通に描ける・人体の基礎知識がある
  • 美術解剖学やパースを本格的に学びたい
  • 難しいアングルの人体を自在に描きたい
  • リアル系の人体イラストを描く技術を身につけたい

実際に受講して感じた、この講座の立ち位置

一言で表すなら、「人体イラストを極める講座」ではなく、「まず描けるようになる講座」です。

「まずはAT免許から」という感じ

個人的には、「まずはAT(オートマ)免許から始める感じ」という印象を持ちました。
もっと速く走りたくなったらMT(マニュアル)、さらに速く走りたいならブレーキングなどのテクニックを学んでいく。
人体でいえば、まずはシンプルなキャラクターの全身を描けるところから。リアル寄りの絵を描きたくなったら、筋肉やパースを詳しく学んでいく感じです。

ちなみに、hide先生の講座はMT免許から入るイメージ。
どちらが良いというより、今の自分がどの段階にいるかで選ぶのが良いと思います。

まとめ|「まず人物を描けるようになりたい」なら、かなり入りやすい

『まずはここから!ヒロマサが教える本当にやさしい人体ドローイング』は、名前の通り、人体ドローイングの最初の一歩を低いハードルから始められる講座でした。
すでに人体を勉強している人には物足りない部分もありますが、それは欠点というより、目指しているところが違うからだと思います。
個人的には、
「難しい人体の勉強を始める前に、まず人物を描く楽しさを知りたい」
という人に合う講座だと思いました。
「人物を描いてみたい。でも、人体の本を開いた瞬間に難しくて挫折しそう……」
そんな方なら、この講座から始めてみるのは、アリだと思います。

Colosoはセールや視聴期限つきの割引などで価格が変わることもあるので、気になっている人は現在の価格や講座内容をチェックしてから購入するのがおすすめです。

👉 Coloso『まずはここから!ヒロマサが教える本当にやさしい人体ドローイング』の講座内容・現在の価格をチェックする

※この記事は、私が実際に講座を最後まで視聴したうえでの個人的な感想です。講座の細かな教材内容をそのまま掲載するのではなく、受講して感じたことを中心に紹介しています。

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